お知らせ News

新規履修生を対象にオリエンテーションを開催しました!

2023年5月26日 10時43分

今日5月26日金曜日に新規履修生を対象としたオリエンテーションをハイブリッド形式で開催しました。
自然保護寄附講座教職員の他、今年度の新規履修生が対面およびオンラインで参加しました。
また昨年度履修生となった先輩等も参加してくれました。
これから一緒に学ぶ学生同士のよい初顔合わせの場となりました。

大型連休中の休業のお知らせ

2023年4月28日 14時18分
筑波大学自然保護寄付講座事務局は、大型連休中カレンダー通り休業します。
期間 : 2023年4月29日(土)~2023年4月30日(日)
     2023年5月3日(水)~2023年5月7日(日)
5月8日(月)は事務室には職員不在となりますが、メールでお問い合わせ頂きましたら当日より順次対応致します。
何卒ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
自然保護寄附講座事務局

【インターンシップレポート】生物多様性条約第15回締約国会議(松本 季海芳)

2023年4月25日 14時11分

人間総合科学研究群 世界遺産学学位プログラム 松本 季海芳

今回初めての国際会議参加ということで非常に緊張しておりましたが、出国の 1 か月前頃より事前学習会に参加し、先生方から知識を共有頂き、現地に向かうことができました。会議では英語など国連の公用語が同時進行で翻訳されながら会話が進められていきます。完全に日本語から隔絶された会話を理解するにはあまりにスピードが速く聞き取れない単語や知らない単語が多く、最初の数日は会議に対して何かを考える余裕もなく、ホテルに帰ると聞き取れなかった言葉の意味を調べる夜が続きました。しかし、そんな日々が 1 週間もすると繰り返し聞こえる単語や会議内容がゆっくりと理解できるようになりました。

また会場では、様々な組織や国がブースを設け、国の保有する豊かな自然や文化、生物多様性保全に係る取り組みを紹介していました。本会議よりも堅苦しさはなく様々な国の人と交流することができ、行ったこともない国にたくさんの友人をつくることができました。

このインターン期間を通して生物多様性やそれに対する世界の動きを学ぶと同時に、国際経験を通して必要な英語力に加え、さまざまな立場や意見の持ち方を知ることができ、私にとって大きな成長を感じられる経験となりました。

担当した環境省ブース での外国人参加者との交流

写真 松本季海芳

【インターンシップレポート】生物多様性条約第15回締約国会議(Ragini Sarmah)

2023年4月25日 13時59分

生命地球科学研究群 生物学学位プログラム Ragini Sarmah

Through my internship with IUCN-J, I had the very lucky and fruitful opportunity to attend the Conference of Parties (COP15), United Nations Biodiversity Conference hosted by the Convention on Biological Diversity in Montreal, Canada from December 2nd till December 20th. At COP15 I had the opportunity to meet amazing people from all over the world, with different backgrounds, who are working to restore harmony with nature. I was also able to interact with professionals who have dedicated their lives to preserving and enhancing biodiversity. This was especially important for me as I too want to do similar work in the future.

During the event, I was able to take notes on Contact Groups and Working Groups where negotiators from each country discussed each target set by the Global Biodiversity Framework. I gained a lot of insight into how political factors drive almost all aspects of life today, including nature and biodiversity. I also had the opportunity to hear people from many Indigenous peoples speak about our fundamental connection with nature. At COP15 I was inspired, challenged and educated!

After countless hours of research, debate and consultation between countries, the ambitious Kunming-Montreal Global Biodiversity Framework was adopted. As a Global Youth member, I also had the opportunity to voice my own opinion for the Indian National Media (Press Trust of India) through an interview about what youth expects from COP15 (https://theprint.in/world/our-future-our-voice-what-indias-youth-want-from-cop15-3/1266795/). This internship opportunity has positively impacted me and has also opened many doors for my future environmental career. I would recommend it to every young passionate environmentalist!

At the High-Level Segment with Mr. Teppei Dohke of IUCN-J who has guided me through the whole process

Photo Kanako Ake (JWCS)

【インターンシップレポート】特定非営利活動法人つくば環境フォーラム(原田 康多)

2023年4月25日 11時57分

生命地球科学研究群 地球科学学位プログラム 原田 康多

私は,NPO 法人つくば環境フォーラムでインターンシップ活動を行いました。こちらの団体はつくば市内において様々な環境保全活動を行っており、本インターンシップでは、その 1 つである葛城大規模緑地利活用業務に携わりました。この葛城大規模緑地とは、つくば市内の市街地に隣接した茨城県有の緑地であり、利活用業務では「美しい里山の景観の復活」、「生物多様性の保全」、「自然とのふれあいの場の創出」が目標とされています。そして、私はこの業務の中で、①環境維持管理(緑地内の樹木の枝打ちや外来植物種の駆除等)、②自然情報の収集・整理(動物センサーカメラの設置と撮影されたデータの分析)、③イベント運営の 3 つの活動を主に行いました。

これらの活動を通じて、自然環境を維持管理する苦労や、緑地から得られる生物資源の豊かさ、イベントを通じた環境教育の重要性を学ぶことができました。また、こうして実際に利活用を行う立場を経験してみることで、これまで自分は環境保全について、いかに簡単に考え、論じていたのかを実感しました。そのため、今後はこの経験を活かし、より現場の目線で環境保全に関する議論や意思疎通を行いたいと感じました。

緑地の茅刈り体験イベントでススキを運んでいる様子(左が筆者)

写真 つくば環境フォーラム代表 永谷真一