自然保護セミナーについて【その2】
2015年7月13日 00時00分会場の様子
伊豆諸島と本州の植物の標本を比較しながら見せてくださいました。伊豆諸島では、独特の進化がおこっていることがわかりますね。
6月30日には、第三回目の自然保護セミナーが開催されました。この日は、佐方啓介先生(生命環境科学研究科・自然保護寄附講座)に、” New Zealand's furry and non-furry creatures(ニュージーランドのけものと人)” というタイトルでお話をうかがいました。佐方先生は、海外でのご経験が豊富で、すべて英語でのプレゼンテーションをしてくださいました。ところどころに、佐方先生らしい、ユーモアあふれる表現がちりばめられ、愛らしいニュージーランドの獣たちの写真が続きました。
佐方先生が最後に示してくださった、”…Conservation is a human construct, value driven, not necessarily a biological issue...” という部分がとても印象に残っています。人と自然との関係は、人の側の価値観で決まってしまうところが多分にあります。自然との向き合い方をあらためて考えさせてくださるセミナーでした。
自然保護セミナーは、まだまだ続きます。次回は7月21日(15:00~)に、国際自然環境アウトドア専門学校の長野康之先生をお迎えして、ライチョウの保全に関するお話をうかがいます。
詳しくはこちらから→第4回NCセミナーのお知らせ
セミナーは、どなたでも聴講いただけます。興味をもたれた方は、ぜひお気軽にご参加ください。多くの方のお越しをお待ちしております!
佐伯