お知らせ News

第4回自然保護セミナー "Living with Wildlife"

2017年11月30日 14時47分

【本セミナーは終了しました。ご参加、誠にありがとうございました。】

保護セミナーは、筑波大学自然保護寄附講座が主催する公開セミナーです。
なたでも自由にご参加いただけます。
今回は日本やアメリカで野生動物分野の教育
を受け、現在日本で活躍されている岩下ひかりさん(特定非営利活動法人甲斐けもの社中)に英語でお話をしていただきます。



第4回 自然保護セミナー


タイトル: "Living with Wildlife"

日 時: 2017 年12 月5 日(火) 16:00 ~18:00 

場 所:筑波大学人文社会系棟 B216 自然保護セミナー室

講演者:岩下ひかりさん(特定非営利活動法人甲斐けもの社中)

問合せ先: 筑波大学 自然保護寄附講座 事務局

E-Mail:nature@heritage.tsukuba.ac.jp
Tel:029-853-6344
HP:https://www.conservation.tsukuba.ac.jp/
事前申し込みは必要ありません。

学生プロジェクト雙峰祭企画「つくばのけもの」

2017年10月26日 15時53分
学内イベント

【本イベントは終了しました。ご参加、誠にありがとうございました。】

学生プロ
ジェクト「Nature Human Linkage 〜身近ないきものデータあつめ〜」より、ご案内です。

 

学園祭において、下記のような企画展示を行います。
ご興味のある方はぜひご来場ください。

雙峰祭企画「つくばのけもの」
・日時:11月4日(土)10:00~17:00
・場所:筑波大学2C202エントランスホール

「つくばのけもの」と題しまして,私達のプロジェクトで収集したデータや,昨年度の自然保護寄付講座主催の実習において得られたデータなど,多様な視点からつくばにおけるけものと人の関係を学ぶことのできる展示企画にしたいと考えております。

つくばのけもの事情に精通したメンバーが常駐する他,ポスターや映像を用いた展示を予定しております。


企画運営学生一同,みなさまのご来場をお待ちしております。
よろしくお願いいたします。

~学生プロジェクト「Nature Human Linkage 〜身近ないきものデータあつめ〜」について~

このプロジェクトは、自然保護寄附講座を受講した学生らが中心となり、自ら学んだことを活かして社会と大学をつなぐことを目的としたものです。
特に、都市における野生動物と人間の関係に着目した情報の発信・共有・市民参加型ワークショップの開催を行っています。

寄付講座の学生が中心ですが,学類生も含めそれぞれの興味がある分野で活躍してもらっています。
もし本プロジェクトに興味を持った方がいれば,お気軽に神宮s1730263@s.tsukuba.ac.jp までご連絡下さい。

来年度も活動を継続予定ですので,プロジェクトメンバーとしての参加も歓迎いたします。

【インターンシップレポート】「NPO法人緑と水の連絡会議」森田なつみ

2017年10月16日 13時20分

人間総合科学研究科世界遺産専攻 森田なつみ

Internship Experience at The Liason Conference of Green and Water
Natsumi Morita, 
World Heritage Studies, Graduate School of Comprehensive Human Science, University of Tsukuba

この度私は自然寄附講座のご支援のもと、2017年9月10日から9月24日まで、NPO法人緑と水の連絡会議にてインターンシップをさせて頂きました。NPO法人緑と水の連絡会議は、島根県大田市に拠点を置く組織で、三瓶草原をはじめとする地域の里山の生態系と暮らしの保全を目的として設立された市民団体です。主な活動内容としては、三瓶草原の生態系保全活動(野焼き、イバラ刈り、希少固有動植物の保全など)、全国草原再生ネットワークの事務局として全国の研究者・行政・諸団体の連携を促進、静間川水系を中心とした水棲動植物の生育環境保全にむけた調査や実践活動といった自然保護活動のほか、様々な困難を抱える青少年の居場所づくり、地域の子育て支援、国際交流イベントの開催といった地域交流促進活動も行っています。

私が行ったインターンシップの内容は、9月10日から24日に開催された国際ワークキャンプへの参加でした。この国際ワークキャンプは、国内外の若者がボランティアとして自然保護活動や地域交流イベントへの参加をするというもので、今回で22回目の開催となりました。今回の参加者は、日本人大学生が私を含め5人、スペイン人1人、ポルトガル人2人、ロシア人1人の計9人でした。このワークキャンプでは様々な活動に参加させて頂きましたが、特に印象に残っている活動を2つご紹介させて頂きたいと思います。

まず1つ目は、富山プロジェクトという活動です。これは、大田市富山町を訪問し、町内の散策や地域住民との交流を通して、富山町の魅力や課題について考え議論し、今後への提言を行うというものでした。富山町の今後に対する提言としては、登山道の整備や廃校・空き家の活用といった現在ある資源の活用と、観光モデルルートの作成やワークキャンプの開催といった新たな魅力の創造について提案をさせて頂きました。議論の反省点としては、全体的に観光に関する話題に傾いてしまったと思います。現状として富山町は観光地ではなく、地域住民がそれを望んでいるかも不明です。また、私たちからの提案はかなり理想論的であり実現に向けては様々な問題が生じることが予想されます。このプロジェクトでは、私自身の専門分野に近いこともあり、とても有意義な時間を過ごすことができたと思います。議論を通して、日本の地方集落の現状と活用方法に関する、日本人大学生の視点や外国人の視点を知ることができたことは、私にとってとても大きな収穫になりました。個人的には、富山町は日本の地方集落の典型例であると思いました。つまり、都市にはない豊かな自然が残っており、地域住民の温かさを感じることができる、多くの人々を魅了できるポテンシャルを秘めた地域ではありますが、現状としては誰にも知られていない場所であると言えると思います(図1・2)。私自身、このワークキャンプに参加しなければ、おそらく一生富山町の魅力を発見できなかっただろうと思います。ただ、このようなことは決して富山町に限ったことではなく、日本のあらゆる地域で起きていることだと思います。この点に気付けたことも、私にとって大きな収穫でした。

図1. 福泉寺

図2. 要害山の山頂から見た棚田の広がる景色

特に印象に残っている活動の2つ目は、ワサビ田の整備活動です。ワサビ田でのワークは、私がこのワークキャンプで1地番楽しみにしていた活動のひとつでした。念願のワサビ田は想像以上に綺麗でした(図3・4)。ワサビ田の環境保全のため、草抜きや不要な石の除去をし、また石積みに生えたコケの除去もしました。ワサビ田は山の湧水が常に上段から下段へ流れているため、このような整備作業を怠ると、雑草やコケによって発生した菌が上段から下段へ伝い、ワサビ田全体に影響が出てしまうということでした。このワサビ田は険しい山の上にあり辿り着くのも大変なうえ、ワサビは4年に1度ほどしか収穫できないそうで、収穫までこうした細かな作業を繰り返さねばならないそうです。私がワサビ田を見たのは今回が初めてで、これまでワサビがどのようにして育てられているのかも、ワサビ農家さんの苦労も全く知りませんでした。作物の収穫まで様々な苦労があるのはワサビだけではないと思いますが、このワークを通じてこれまで知らなかったこと、気にかけたこともなかったことをまたひとつ知ることができました。


図3.ワサビ田の様子①


図4.ワサビ田の様子②
                  
今回のワークキャンプでは、他にも世界遺産である石見銀山の景観を守るため仙の山における竹やウドの伐採、三瓶草原の環境を保全するため三瓶山におけるクズの伐採などの自然保護活動、また多くの地域交流イベントへの参加をさせて頂きました。全ての活動において、様々な“気付き”を得ることができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。石見銀山は世界遺産ですが、地域の人々はただ単に世界遺産だからという理由だけで景観の保護に取り組んでいる訳ではなく、自分たちの地域にとっても守るべき価値のあるものだときちんと認識しているからこそ、こうした取り組みが成り立っているのだと感じました。そしてその活動の中心にいる組織が地域に根付いた市民団体であることが、そうした地域住民の意識向上に繋がっているのだと思いました。自然保護に関することはもちろん、地域活性化活動にも関わることができ、とても貴重な経験をすることができました。最後に、このような機会を与えて下さった先生方、温かく受け入れて下さった緑と水の連絡会議の皆様、お世話になった全ての方々に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

【インターンシップレポート】「トヨタ白川郷自然學校」申善姫

2017年10月16日 11時43分

人間総合科学研究科 世界遺産専攻 M1 申善姫

1、はじめに

私は9月1日から11日までの10日間、トヨタ白川郷自然學校でインターンシップを行って参りました。トヨタ白川郷自然學校は世界遺産に登録された白川郷の馬狩エリアに位置しています。白川郷自然學校は環境教育を中心として団体、個人、企業に自然体験やエコツリズームなど様々なプログラムを提供しています。具体的には季節に応じた春夏秋のプログラム、朝の森の散策、山菜摘み、森の焚き火、イワナ獲り、ピザ作り、大白川キャンプ、ラフトボートで、冬にはスノースライダ、スノーシュートレッキングなどがあります。

2、インターンシップの内容

インターンシップで私はトヨタ自然學校の日常的な仕事に参加し、スタッフと同じ仕事を行うことになりました。十日間でいろいろなプログラムに参加させていただきました。例えば、ラフトボート、企業研修、森の中のピザ作り、乳幼児家庭学級などでした。今日はインターンシップの内容として、企業研修、ピザ作り2つを紹介したいと思います。

1)企業研修ではプログラムの手伝いをさせていただきました。28人というたくさんの人が参加したので、安全にプログラムができるように先輩のスタッフに安全注意事項を教えてもらいました。また、会場整備をしてプログラムが始まったらプログラムを全体的に参加するとになりました。今回の企業研修の目的は同じ会社の仲間であることを意識し、連帯感を持つことでした。このプログラムは二日間に分けて行いました。二日間の活動の主な内容は、グループの力、団結の大切さ、他人と自分が違うということを伝えること、自分自身を客観的にみる目、コミュニケーションの重要性、グループとチームの違う点などを理解すること、を目的とした団体ゲームでした。ゲームという形でしたが、学習と言えるぐらい研修の目的がはっきりしていて、効果がすぐ見える面白さもかねた活動でした。そこには簡単なゲームがある一方、頭と体を使う難しそうなゲームもありました。個人、チーム、社会関係ということをこのようにゲームを通じて研修生に、直接的・間接的に考えてもらい、体で感じて学べるとても意義深いプログラムであったと思います。プログラムの最後にアンケートをとりました。アンケートは全体の満足度が高く、今回の活動を通じてコミュニケーションの重要性を学び、自分を知ることができてよい時間であったというコメントなどがありました。私も活動全体を目にしたことで、第3者として皆の反応を見ることができました。また活動の手伝いをすることで自分自身もプログラムの中に溶け込むことができ、客観的に状況を判断することもできたので、とても良い機会でした。

2)森の幸せのピザ作りというプログラムを紹介します。これはまず、自然學校周辺の野に出かけて、ピザのトッピングになりそうな木の実やキノコを森の中から拾い集め、焚き火を起こします※1。そして、ピザの生地をつくり、トッピングをして焼いたピザを食べる活動です。このプログラムの重点はその時期の森の食材との出会いを楽しみながら自然と季節の旬を味わうことです※2。私はプログラムが始まる前からスタッフと一緒にピザの生地を作るための食料を人数分測り、調味料、鍋の準備、容器の準備、救助用品などを準備しました。時間通りに準備が終わったらお客様と会い、森に出かけて一緒に焚き火の材料を探したり、ピザのトッピングを探したりしました。焚き火は焚き火専用の木があり、火につけやすく脂が多い木を探しました。また、ピザのトッピンッグもキノコやクルミなどを探しました。探すときに先輩スタッフの注意事項を聞き、安全に注意しながら、森でキノコの分別や植物のいろいろな話を聞きました。お客様と私は初めてのピザ作りでどんなトッピングでどんなピザができるか楽しみでしたが、それに加え、森の中を歩いて自然に触れ、植物の勉強で自然が楽しめたことがもっとよいことだと思いました。また、初めて生地を作ったり、火を起こしたりしました。森にはガスや電気がないため、焚き火で火を起こしましたが、初めてやるお客様がいらっしゃってとても喜ぶ様子を見ました。そして、焼きたてのピザがとても美味しかったのでお客様の満足度はさらに高くなったと思います。プログラムが終わったら、オープンキャンパスの片付けをやり、事務室に戻って評価会をしました。評価会はプログラムが終わったら必ず行うことで、今回のプログラムでのヒヤリハットがなかったか、またよかった点、不足点などについて討論をする小さい会議でした。この会議で自然學校のプログラムは日々に進化し、お客様にもっと良いプログラムを提供できるのだと思います。

 

3)感想
この十日間のインターンシップは日本の職場で初めて行い、日本の職場の雰囲気や会社の仕組み、仕事内容、人間関係などを体験できることになりました。私はこれから日本で就職をしたいので、今回のインターンシップはこれからの自分の将来にとても役にたったと思います。日本の会社と中国の会社は同じ面もありながら異なる面も多いです。この違いを常に考えて、早く日本の社会に適応するようになろうと思いました。また、自然學校で多様なプログラムに参加することで、自然學校は、もっといい社会、環境を作るために働き、お客様に自然を伝えながら楽しんで仕事をされている様子に感動しました。とても貴重な経験をさせていただきました。ありがとうございました。

※1・※2 自然學校HP

【インターンシップレポート】「トヨタ白川郷自然學校」阿部紘平

2017年10月16日 11時29分

生命環境科学研究科 地球科学専攻 阿部紘平

トヨタ白川郷自然學校は岐阜県大野郡白川村に位置する。世界文化遺産に登録されている白川村の合掌集落からほど近い。周囲は標高2700 mを越える白山をはじめとする山々や湖に囲まれており、普段街中に暮らす私たちはあまり感じることのできない大自然がそこにはある(図1)。自然學校はトヨタ自動車がオーナーとして土地や初期投資の援助をしたがその後は独立採算方式をとる民間・NGOである。京都議定書採択、トヨタプリウス発売と自然・環境を守る姿勢が評価される時代になり、環境教育の場所が必要になるということで、2005年に完成した。以下に運営理念を引用したが、コンセプトとしては、日本独自の環境教育の施設を目指し、自然に関する新しい客層を生み出すことを目標としている。雄大な自然に触れ、自然の恵みを頂き、自然を学ぶ様々な活動を通して、自然の素晴らしさや自然は守るべきものであるということを再認識し、自然に対する興味を持ってもらおうということである。つまり、日本におけるエコツーリズムの先駆けであると言える。

図1 トヨタ白川郷自然學校の場所(矢印地点)
円で囲まれている場所が白川村の合掌集落

<トヨタ白川郷自然學校の運営理念>
一、自然の中で感動し、自然の営みを学び、自然の叡智に気づくことが、一人ひとりの人生を豊かにし、社会のためになるということを、多くの方に伝えていくよう努めます。
一、国内外の専門家と交流を活性化し、環境教育や自然体験・アウトドアに関する知見や技能を持った人材を育て、全国各地へ輩出できるよう努めます。
一、白川村はもとより、日本中で自然体験やアウトドアズを楽しむ人が増え、その基となる豊かな自然環境が受け継がれていくことに貢献します。

私はここトヨタ白川郷自然學校で 8月20日から30日までの10日間、インターンシップとして業務体験をさせていただいた。一般的な自然保護団体や活動が自然を相手にしているのに対して、本インターン先は自然だけではなく、人間すなわちお客様も相手とし、自然と人間を繋ぐ架け橋となるような場所だった。私はそこで、環境省などの国の機関とは違い、民間・NGOとして自然を扱うことの大変さや意義、民間・NGOだからできる自然とのかかわり方を学んだ。

今回のインターンで私はプログラム研究部という部署に配属された。その部署では、お客様に自然に触れて、自然を感じてもらうための様々な活動(以下プログラムと呼ぶ)の企画・立案・運営しており、その中でも運営業務を体験した。プログラムの運営を通して、まず私が感じたことは、自分の仕事の向こう側にはその日の活動を楽しみに待つお客様がいることを常に意識することが大切だということだ。例えば、自然學校近くの川(図2)でイワナを手づかみで捕獲して、炭火で焼いて食べるというプログラムでは、イワナを捕まえる場所の流量を調整したり放流したイワナが逃げないようにネットや柵を設けておくのだが、それらに不備があれば用意したイワナが逃げてお客様に迷惑をかけることになる。あるいはお客様が怪我をしてしまう可能性もある。捕まえたイワナを焼くことはスタッフが担当する(図3)のだが、せっかく捕まえても焦がしたり、火が弱く時間内に十分に焼けないなどがあっては台無しになってしまう。炭を組む作業一つ、焼く魚を受け取る作業一つ、自分が動かす手はすべてお客様が笑って楽しんでくれている姿に繋がっている。それは緊張も伴うが同時にやりがいでもあった。自然と触れる場を提供している側としてはそのことを常に頭に置いておくべきだと感じた。

図2 イワナ獲り会場の1つ
手前の線と奥の線の部分にネットを張り、そこにイワナを放流する。

図3 お客様が捕まえたイワナを焼く様子。
   炭はスタッフが熾す。

自然學校を訪れるお客様は個人のお客様の他にも団体で利用される方々も多い。団体様を構成している一人一人は当然のことだが、男性もいれば女性も子供もいて、中には海外からのお客様がいることもある。年齢も体格もみんな違う。そのような場合、皆さんに同じ対応を一辺倒にしたのでは、それぞれのお客様に充実した時間を過ごしていただくことはできない。例えば、海外の方であれば宗教的にできないこと、食べられないものはないかを確認した方が良い場合はあるだろうし、小さいお子さんと中学生であれば説明の仕方や注意喚起の仕方は異なるはずだ。家族連れであれば、班分けなどでバラバラにならないような配慮が必要だろう。細かいところまで気を配り、それぞれに適切なフォローを差し出すなど、ちゃんと一人一人に目を配り観察して、その時々の状況も考慮しつつその都度対応を変える必要がある。これらのことは、国や県といった公共の期間が国、県全体の住民を相手にしているのに対して、目の前の特定のお客様を相手にする民間・NGOだからこそ感じて学ぶことができた点だと思う。

しかし、民間・NGOであるがための難しい点もある。それは確実に運営を続けるためにお客様に来続けていただかなくてはいけないという点だ。そのためにはプログラムはただ単に参加して体験してもらうものでは不十分であり、その金額に見合った価値をお客様に見出していただけるように工夫しなければならない。例えば、レザークラフト体験というプログラムでは、革を加工して作品を作ってもらうのだが、作業自体はそれほど難しくないため、作品を作るだけの体験であればどこかのお土産屋さんで買った方が早いし安いかもしれない。しかしそこには、実際に革に触れることで、得られる「革」という素材の魅力を感じることができるという付加価値がある。つまり、革の持つ軟らかさ、手触りや質感、重みがどのようなものなのか、革はハサミで切ることができ、水をつけて形を整え乾かして成形することができるという加工のしやすさなどである。私たちスタッフ一人一人が、そのプログラムを通してお客様に何を感じて、何を学んでいただきたいのかを理解し、伝えることがそうした付加価値をプログラムにつける上では大切である。

一方で、課題も多いことを知った。例えば、有料プログラムに参加する余裕がない人に対しての自然・環境教育の機会はどのように提供するのかという点がある。他にも扱うものが「自然」である以上、天候によっては予定通りにプログラムを実施できないこともあるが、悪天候によりキャンセルなどが続けば、お客様に充実した自然体験をしていただくことも、運営を続けることも難しくなる。利益を生み出す必要がある民間・NGOで自然を扱う際ならではの課題であるといえる。

私は自然やその中でのアウトドアなどが好きで、それを特に民間などで仕事にするとはどのようなことなのかを知りたいと思っていた。今回のインターンはその点について学ぶことができる大変貴重な機会となった。
今回学んだことは、仕事以外の普段の生活においても役に立つことばかりであった。ということは、普段の生活から心がけることが大切だということでもある。インターンで学んだことを意識して、今後に生かしていきたいと思う。