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【インターンシップレポート】「Mine秋吉台ジオパーク」安藤奏音

2018年6月1日 16時12分

生命環境科学研究科 生物資源科学専攻 安藤奏音

自然保護寄附講座のご支援のもと、山口県美祢市に所在するMine秋吉台ジオパークへインターンシッ
プに行ってまいりました。期間は 2017年9月26-29日、11月2-5日、2018 年3月8-12日の、合計13日間でした。Mine 秋吉台ジオパークは 2015 年 9 月 4 日(なんと私の誕生日です)に日本ジオパークに登録されました。これ以前に、1955 年に国定公園、1964 年に特別天然記念物に指定されており、かねてより自然保護の地として人々から大切にされています。この度のインターンシップを受け入れていただいたのは、山口県美祢市の世界ジオパーク推進課です。ここは自然観光地ですので、観光活動の推進と自然保護の両立が大きな目標となっており、達成に向けて日々尽力なさっているスタッフさんがいらっしゃいます。このジオパークの自然は、緑の草原の中に白い石灰岩がぽつぽつと見える台地、地下に発達した大規模な鍾乳洞、そしてカルストならではの泉や吸水口によって特徴づけられています。観光施設は、カルストに特化した国内唯一の博物館である秋吉台科学博物館、最近新設されたランドマークであるカルスター、近代的な宿泊施設、商店街、水洗お手洗い、団体旅行者にも対応可能な駐車場などがあり、充実しています。


写真 1. ロイヤルホテル秋芳館の窓から撮影した初夏の秋吉台 秋吉台は季節ごとに異なる表情で国内外の観光客を魅せ続けている。


写真 2. カルスター内にある世界ジオパーク推進課のオフィス
向こう側左手に売店、奥に休憩スペース、窓の外に秋吉台がある。

2018年度オリエンテーションを開催しました!

2018年5月22日 14時51分
学内イベント

The Certificate Programme on Nature Conservation (CPNC) held an orientation on Wed 16 May, 2018.
36 students entered CPNC 2018 in this Spring and the professors welcomed them. 
 
2018
516日(水)、2018年度オリエンテーションを開催しました。

 

人間総合科学研究科および生命環境科学研究科より、書類選考および面接選考を突破した計36名の新履修生が出席しました。

 

自然保護寄附講座2018年度運営委員長の吉田正人教授(人間総合科学研究科世界遺産専攻長)と副委員長の田中博教授(生命環境科学研究科長)が、第5期生へ向けて歓迎と激励の挨拶を行いました。


吉田正人教授(自然遺産論、Project Practice in Natural Heritage、他)

【現役履修生インタビュー】田村知也さん(生命環境科学研究科D3)

2018年4月11日 10時00分

「自然保護特別実習」の一環として行われた国際シンポジウム「地域に根差した自然保護」でリーダーとして学生実行委員をまとめ、さらにポスター賞第2位も受賞した田村知也さんに、自然保護寄附講座を履修するメリットを聞きました。


■研究意義を考える視点を養えた

Q)田村さんは博士後期課程に進学してから自然保護寄附講座を履修しましたね。
現在、博士論文の研究を進めていらっしゃいますが、自然保護寄附講座で学んだことはどのように活かされていると思いますか?


田村さん)私は、地衣類が岩石を溶かす詳細なメカニズムを明らかにする研究に取り組んでいます。
自分の研究がどのように社会に貢献できるのか、生物多様性の観点から考えたりすることは、自然保護寄附講座を履修したからこそですね。

また、国際シンポジウム「地域に根差した自然保護」の際、一緒に行われた日本の自然保護地域の専門家ワークショップにも参加しました。

シンポジウム
国際シンポジウム「地域に根差した自然保護」で司会を努める田村さん(左)

日本の自然保護制度は環境省がとりまとめを担っていますが、そのワークショップで話を聞く中で、制度に合っている地域とそうではない地域があり、大きな枠組みと同時に自然保護を地域単位でも考えていく必要性を感じました。(詳しくはニュースレターNo.4をご覧ください)https://www.conservation.tsukuba.ac.jp/file/2974


■英語でディスカッションする充実感

Q)田村さんは2017年にタスマニア実習(Project Practice in Natural Heritage)に参加されましたね。
いかがでしたか?

田村さん)2017年3月に参加したタスマニア実習には、日本人学生が7名、イタリア、スリランカ、中国からの留学生が6名参加していました。
英語で聞いたことをメモし、ディスカッションできたことは大きな充実感がありました。
もっとディスカッションしたかったなと思うほどです。

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タスマニアにある国立公園クレイドル・マウンテンで地形が作り出す自然の雄大さを感じる(中央)

■このチャンスを逃さないでください!

Q)本日、地球進化科学専攻のオリエンテーションで自然保護寄附講座の説明をしてくれました。
履修を考えている新入生へメッセージをお願いします。


田村さん)実は当初は、自然保護寄附講座を履修しようかどうか迷っていました。
履修して良かったことは、何よりも、ここでしか得られない知識や経験ができたことです。
履修を迷っている新入生には、「このチャンスを逃さないでください!」と背中を押したいと思います。

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田村さん、研究で忙しい中、貴重なお話をありがとうございました!

2018年4月9日インタビュー
(インタビュー・文責:リサーチ・コーディネーター 須田真依子)

田村さんは、4月9日、地球進化科学専攻の新入生のみなさんに、自然保護寄附講座の紹介も行ってくださいました。

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第5期自然保護寄附講座 履修申請〆切:2018年4月25日(水)15:00

大学院受験案内説明会(筑波会場・東京会場)開催のお知らせ

2018年4月6日 16時34分
学外イベント

大学院受験案内説明会(筑波会場・東京会場)開催のお知らせ

生命環境科学研究科と世界遺産専攻・世界文化遺産学専攻受験案内説明会が筑波キャンパス、東京キャンパス、他でそれぞれ開催されます。

自然保護寄附講座についても説明いたします。
関心がある方はぜひご参加ください。

生命環境科学研究科 全専攻合同説明会 ] 
2018年5月12日(土)10:00~17:00 筑波キャンパス
2018年5月14日(月)18:00~20:00 東京キャンパス
説明会に関する情報は、入試案内のページ からご確認ください。

[ 世界遺産専攻・世界文化遺産学専攻 入試説明会 ]
2018年5月27日(日)18:30~20:00 キャンパスプラザ京都 演習室5
2018年6月8日(金)18:15~20:00 筑波大学人文社会学系棟B218
2018年6月10日(日)14:00~16:00 筑波大学東京キャンパス文京校舎 117番講義室
説明会に関する情報は、入試案内のページ からご確認ください。