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【インターンシップレポート】「エチオピアENTRO」Ola Mamoun

2019年10月16日 13時51分

生命環境科学研究科 生物科学専攻 Ola Mamoun

About the host institute: 
ENTRO (Eastern Nile Technical Regional Office) is one of the three Centres of the Nile Basin Initiative, (NBI). The NBI was established on February 1999 by nine riparian countries as a transitional institution to embark on the realization of a jointly articulated Shared Vision: “To achieve sustainable socio-economic development through the equitable utilization and benefit from the common Nile Basin water resources”.

Work experience: 
I was an intern at the Eastern Nile Technical Regional Office (ENTRO); Addis Ababa for 3 weeks. Under the supervision of the internship coordinator my work was focused on ENTRO’s Nile for Cooperation Results Project (NCORE). The project objective is to monitor and map water quality parameters in the Eastern Nile basin using remote sensing products and techniques. 

During the period, I reviewed available data on water related parameters for water bodies with the support of assigned ENTRO staff. This enhanced my study of commonly used approaches and sensors employed by the organization in evaluating and quantifying the different water quality parameters examined from their research. 

The climax of my internship was the presentation of my findings and research outcome to the technical staff and fellow NCORE interns. This internship opportunity gave great insight into ENTRO’s research activities and also gave them valuable input which I hope would be useful both for the institution and fellow interns in consequent trainings.



【インターンシップレポート】「環境省気候変動適応室」後藤鮎美

2019年10月16日 12時33分

生命環境科学研究科 生物科学専攻 後藤鮎美

○はじめに
私は、令和元年7月22日~8月2日までの2週間(実働日数10日)、環境省 地球環境局 総務課 気候変動適応室(以降、適応室)にてインターンシップをさせて頂きました。元々私は環境問題とそれに対する具体的な対応に興味があり、環境省における気候変動の影響への対応推進の取り組みを知るため、適応室を志望しました。

環境省のインターンシップの申し込みは、大学を通してのみの応募となり、申し込みにあたり要望書の作成が必要です。要望書には自分が希望する部署で、どのような就業体験を行いたいか記載します。環境省でのインターンシップを考えている方は、各局や各課がどのようなことを行っているのか、環境省のHPで事前に調べておくと良いと思います。

今回私がインターンシップをさせていただいた適応室は、近年見られる気温上昇や豪雨などの気候変動の影響の適応策の推進を行っている部署です。気候変動への対応として、今までよく知られている「緩和策」と呼ばれる温室効果ガスの排出量を減らす活動に加えて、稲や果実の高温耐性種の開発や熱中症予防の促進など既に生じている、あるいは、将来予測される気候変動の影響による被害の回避や軽減対策である「適応策」の推進を行っています。気候変動への対策として、緩和策と適応策をどちらも行っていくことが重要となります。

○インターンシップの内容
インターンシップの主な内容は、気候変動適応計画のフォローアップ報告書作成の業務補助でした。平成27年11月27日に閣議決定された「気候変動の影響への適応計画」(平成30年11月27日に「気候変動適応計画」に改定)の各項目について1年ごとにフォローアップを行い、適応策の進捗状況を把握する方法の検討を行うための業務となります。フォローアップ業務補助の他に、計4つの会議に参加させていただき、気候変動の適応策への理解を深めました。その他にも省内において他局の方などから環境省における様々な業務のお話をお聞きすることが出来、大変勉強になりました。

フォローアップ業務補助は、①各府省庁、省内関係部署の個票の統合、②指標整理票の作成、の2つの業務を行いました。気候変動適応計画は農林水産省や厚生労働省など多くの府省庁が関わって作成しており、フォローアップに関しても多くの関係府省庁と連携していく必要があります。そのため各府省庁に作成してもらった個票を集め、統合する業務をまず、行いました。その後、報告書に添付する指標整理票の作成を行いました。これは、各適応策を定性的または定量的に評価する指標を票にまとめる業務です。指標を一覧にすることで、どの程度個々の適応策が進んでいるのか、わかりやすくするために資料を作成しました。また、フォローアップ業務に関連して、適応策の進捗を把握する方法を検討しました。気候変動の要因→影響→適応策→得られる結果のフロー図を作成することによって、適応策がどの程度まで促進しているのかを図で確認することが出来ます。

会議は①気象庁の職員の方々を対象とした研修における気候変動適応についての講演、②関東広域協議会(地域ブロックにおける国、地方自治体、研究機関などの地域で気候変動に関わっている方々の話し合い、情報交換の場)、③ISAP(持続可能なアジア太平洋に関する国際フォーラム International Forum for Sustainable Asia and the Pacific)における適応セッション(アジアの国々の関係機関のプレゼンテーション、パネルディスカッション)④適応民間セミナー(民間事業者の方々に対してどのように適応策を取り入れていくかのセミナー)の4つに参加させていただきました。気候変動の適応策は国・自治体・民間企業など、様々な立場の人々と協力して取り組んでいく必要があるので、様々な会議がとても多く開催されていました。今回はその一部に参加させていただきました。

○体験を通じて
今回の研修では、気候変動適応という日本で認知され始めている概念を推進している部署においてインターンシップを行うことにより、どのような取り組みを行っていけば適応策を推進できるのかについて学ぶことが出来ました。研修において関係書類の作成に関わらせていただくことにより、気候変動適応を今後、国としてどう進めていくかの指針になっていくであろう業務を体験することが出来、その重要性なども感じることが出来ました。また、気候変動適応はとても多くの関係者が存在し、それぞれがそれぞれの役割を担っていくことが重要であることも様々な会議を通じ、勉強することが出来ました。また、インターンシップに参加する前は、気候変動適応という概念や代表的な取り組みは知っていましたが、法律が出来ることの重要性、それぞれの関係機関の役割や関係性、異なる立場の人々に取り組みを理解してもらうことの難しさなどについて感じることが出来ました。

今回のインターンシップでは適応室を始め、たくさんの環境省の方々にお話を聞くことが出来、適応について学ぶことはもちろん、仕事への姿勢や考え方などに触れることが出来、進路を考える上で大変刺激を受けました。ご多忙の中、インターンシップの受け入れ及び温かいご指導をしていただき、誠にありがとうございました。

公開講座「生態系の保全と復元」

2019年10月1日 15時42分
学内イベント

筑波大学自然保護寄附講座では「生態系の保全と復元」をテーマにした公開講座を実施しました。
各分野で目覚ましい活躍をされている方々を講師としてお招きし、生態系保全のための問題解決に取り組む研究や実践についてお話を伺いました。
たくさんの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。





poster.pdf

[当日のご案内]

会場:人文社会学系棟 B棟2階 B218号室

アクセス:こちらをご覧ください。

人文社会学系棟道順.pdf

*当日は、大学事務室がお休みとなります。そのためポスターに記載さ
れている連絡先を通じてのお問い合わせは、受けつけることができません。恐れ入りますが、会場付近の案内看板などを目印にお越しいただけますようお願い申し上げます。
*両日ともにお昼をはさんでの開催となります。会場での飲食可能ですので、お弁当などをお持ちいただいてもかまいません。

ホームページ申込フォーム(受付を終了しました)

自然保護寄附講座第6期生秋募集![Apply Now for the CPNC (Fall Semester)]

2019年9月25日 17時00分
学内イベント

【募集を締め切りました】

自然保護寄附講座第6期生(2019年度秋履修開始)を募集します。
Apply now for the Certificate Programme on Nature Conservation of 2019!


ポスター/Poster  CPNC2019 poster_fall_web.pdf
科目一覧/Subjects(2019.9.12) CPNC2019 Subjetcs 20190912.pdf


[ 履修申請/Application ]

申請書/Application Form 
 日本語/Japanese WordPDF
 English/英語   WordPDF

応募期間/
Application Period 
2019年10月1日(火)~10月7日(月)

提出先/
Place of submission 共同研究棟A 202 世界遺産専攻事務室内 自然保護寄附講座 事務局/ Cooperative Research Building A 202

受付時間/Time 9:30-17:00

スタッフ/Staffs 八十島(Ms. 
Yasojima)・須田(Ms. Suda)

* 原則申請書は事務担当へ直接提出すること。 困難な場合はメール送付可能。
Please submit the application form to the CPNC office directly.
If difficult, it's acceptable to send by e-mail as nature@heritage.tsukuba.ac.jp.
* 必ず指導教員から署名・押印をもらってから提出すること。
Please be sure to be given the signature and seal from your supervisor.