お知らせ News

事務局開室時間変更のお知らせ

2021年3月31日 09時41分

2021年4月1日(木)より、事務局開室時間を変更いたしました。
事務局開室時間:平日 9:15~17:15

[In English]
From Thursday, April 1, 2021, the opening hours of the secretariat have been changed.
Office opening hours: Weekdays 9:00-17:15

Newsletter No.7を発行しました!

2021年3月23日 11時14分

Newsletter No.6を発行いたしました。ぜひ、ご覧ください。
Newsletter_No.7.pdf

・主なコンテンツ・
◆コロナ禍での実習・講義・セミナー
◆海外活動報告
◆ICOMOC(国際記念物遺跡会議)ほか国内外インターンシップレポート
◆サイエンティフィック・ジャーナリズム成果レポート
◆2020年度自然保護セミナー


2021年3月23日発行

環境マイスター育成事業ミーティングを行いました

2021年2月22日 11時58分

環境マイスターの方々と湧水・生物多様性の保全についてミーティングをしました!

つくば市と筑波大学は協働で環境マイスター育成事業を実施しています。これは、市民を対象に、環境に関する様々な研修機会を設け、所定のコースを修了された方には「環境マイスター」という資格が付与される制度です。1月20日に、環境マイスターの方々と、湧水や生物多様性の保全をテーマとしたオンラインミーティングを開催しましたのでご報告します。

ミーティングの冒頭では、企画者であるつくば市および上條隆志教授(筑波大)より、環境マイスター制度やつくば市生物多様性地域戦略づくりの概要が説明されました。その後、「筑波のけもの(=^・^=)を調べてみよう!(筑波大・佐伯)」「生物多様性に関する(株)奥村組の取り組み(奥村組・長千佳さま)」「つくばの湧水(筑波大・田瀬則雄名誉教授)」という3題の講演があり、最後に湧水や生物多様性の保全に向けた調査活動などについての意見交換が行われました。ミーティングには、環境マイスター制度に長くかかわられてきた田村憲司教授(筑波大)や、自然保護寄附講座の現役生・修了生(有志)なども参加しました。自然保護寄附講座では、生物多様性地域戦略をはじめ、つくば市の自然をテーマにした様々な授業が行われています。身近な自然の保護について、これからもぜひ考えていきたいですね。
(文責・佐伯)



オンラインミーティングで説明を行う上條教授


オンラインミーティングの様子
(たくさんの方にご参加いただきました。どうもありがとうございました。)

【インターンシップレポート】環境省自然環境局(岩下美杜)

2021年2月16日 15時35分

生命地球科学研究群 山岳科学学位プログラム 岩下美杜

この度私は、環境省 自然環境局希少種保全推進室でインターンシップを体験させていただきました。希少種保全推進室は、種の保存法に基づいた国内の希少種保全に関する業務を行っています。インターンシップ期間中は、自然環境局および希少種保全推進室の業務説明をお聞きし、レッドリストのデータ整理や、希少種保全に関する複数の会議を傍聴させていただきました。インターンシップを通じて、環境省が行う希少種保全の取り組みを学ぶことができました。希少種の保全は、種の特性や社会的に置かれている状況に応じて、保全計画を立てていることがわかりました。また、環境省が調整・統括の役割を担い、関係機関や地域住民との信頼関係、協力関係を築いていることがわかりました。他にも、自然環境局の各課の業務や、現場での経験について伺う機会を頂き、レンジャーの仕事への理解が深まりました。希少種保全推進室の業務について学ぶだけでなく、仕事への姿勢や考え方に触れることができ、自然保護に携わりたいという思いはより強いものとなりました。最後になりますが、お忙しい中にも関わらず、温かく指導をしてくださった希少種保全推進室の皆様に心より感謝申し上げます。

【インターンシップレポート】HARDWOOD株式会社(蔡一涵)

2021年2月16日 15時30分

生命地球科学研究群 山岳科学学位プログラム 蔡一涵

私は、HARDWOOD株式会社にて、10日間のインターンシップを体験させて頂きました。この会社は、樹木診断や伐採を中心に、林業分野において幅広い業務を行なっています。私も森林での研究を主として行なっていますが、事業として、森林ないしは樹木の見方を学びたく、インターンシップに参加しました。インターンシップでは、伐採に伴う森林調査を中心に、樹木治療や植栽にも携わりました。特に森林調査では、伐採する際に必要な情報として伐採範囲の周囲測量や運び出しの路線選定といった、普段の研究調査にはない体験をすることができました。樹木治療に関しても、樹木医として働く方々の技術や技能を十分に見学することができました。また、幸運にも、鹿島神宮の御神木の樹木診断にも立ち合い、そのために建てられた林冠タワーにも登ることができました。地上30-40mの林冠タワーから見た景色は格別でした。

インターンシップを通じ、自分の研究分野から近いようで遠い林業分野に関わったことにより、これまで自分の持ち得なかった視点から森林や樹木を見ることができるようになりました。また、樹木治療の効果検証について、共同研究のお誘いも頂き、これまでと違う研究にも挑戦できました。共同研究を通して引き続きこちらの会社と関わりを持てることは、自分の更なる成長にもつながると考えています。

写真:片岡日出美