[開催レポート]国際シンポジウム「地域に根差した自然保護」
2017年12月7日 09時40分2017年11月23日(木)、筑波大学東京キャンパスにて、筑波大学大学院自然保護寄附講座の受講学生が中心となって企画・運営した国際シンポジウム「Local Communities and Nature Conservation:地域に根差した自然保護」を開催しました。プログラムは国内外より招いた6名の専門家・研究者にそれぞれの地域での事例について講演いただいたもので、雨にも関わらず120名もの方たちが参加し、テーマへの関心の高さが伺えました。
進行は、自然保護寄附講座の佐伯いく代准教授(第1部)、生命環境科学研究科地球進化科学専攻田村知也さん(第2部)、生命環境科学研究科生物源科学専攻神宮翔真さん(第3部)によって進められ、研究機関、民間企業、NPO、官公庁などからの参加者と講演者によって熱心な質疑応答が繰り広げられました。
また、学生20名による、一人30秒で研究成果を発表するフラッシュトークを行い、その後のポスターセッションでは、参加者と積極的な議論をしている学生の姿が見受けられました。同時に、ポスター賞の投票も行われました。
シンポジウムの最後には、企画学生9名が壇上で参加の御礼や感想などを述べ、会場からの盛大な拍手の中、シンポジウムは終了しました。
なお、企画・運営は自然保護寄附講座「自然保護特別実習2」の一環として実施しました。
ポスターセッションコアタイム
第2部 地域を主体とした自然保護活動
第3部 地域と自然を結ぶエコツーリズム
「エコツーリズムと地域主体の自然保護の関係性-カンボジアの事例から」
藤稿亜矢子博士
(東洋大学)
要旨 Dr. Ayako Toko University of Tsukuba Symposium Nov 23 2017 abstract.pdf
第1部 総論
「オーストラリアにおける民間保護地域:成果と展望」
マイケル・ロックウッド博士
(タスマニア大学)
要旨 Dr Michael Lockwood University of Tsukuba Symposium Nov 23 2017 abstract.pdf
スライド(3.2MB) Dr Michael Lockwood University of Tsukuba Symposium Nov 23 2017.pdf
マイケル・ロックウッド博士
(タスマニア大学)
要旨 Dr Michael Lockwood University of Tsukuba Symposium Nov 23 2017 abstract.pdf
スライド(3.2MB) Dr Michael Lockwood University of Tsukuba Symposium Nov 23 2017.pdf
「保護地域制度は地域社会にとって創造的破壊なのか?それとも破壊的創造なのか?」
柴崎茂光博士
(国立歴史民俗博物館)
要旨 Dr. Shigemitsu Shibazaki University of Tsukuba Symposium Nov 23 2017 abstract.pdf
(国立歴史民俗博物館)
要旨 Dr. Shigemitsu Shibazaki University of Tsukuba Symposium Nov 23 2017 abstract.pdf
スライド(準備中)
ポスターセッションコアタイム
第2部 地域を主体とした自然保護活動
「第三極域(TPE)における地域コミュニティーとのパートナーシップを通じた持続可能な社会の構築:三江源国立公園での包括的生物多様性保全活動」
ゴンブ・タシ博士
(NPO Plateau Perspectives・チベット大学)
(NPO Plateau Perspectives・チベット大学)
要旨 Dr. Gongbo Tashi University of Tsukuba Symposium Nov 23 2017 abstract.pdf
スライド(3.9MB) Dr Gongbo Tashi University of Tsukuba Symposium Nov 23 2017.pdf
スライド(3.9MB) Dr Gongbo Tashi University of Tsukuba Symposium Nov 23 2017.pdf
「地域とともに照葉樹林をまもる:綾ユネスコエコパークのこれまでとこれから」
河野円樹博士
(綾町・ユネスコエコパーク推進室)
(綾町・ユネスコエコパーク推進室)
要旨 Dr. Nobuki Kawano University of Tsukuba Symposium Nov 23 2017 abstract.pdf
スライド(5.9MB) Dr Nobuki Kawano University of Tsukuba Symposium Nov 23 2017.pdf
スライド(5.9MB) Dr Nobuki Kawano University of Tsukuba Symposium Nov 23 2017.pdf
第3部 地域と自然を結ぶエコツーリズム
「地域と自然とを結ぶ架け橋としてのエコツーリズム」
ラルフ・バックリー博士
(グリフィス大学)
(グリフィス大学)
藤稿亜矢子博士
(東洋大学)
要旨 Dr. Ayako Toko University of Tsukuba Symposium Nov 23 2017 abstract.pdf
スライド(15.7MB) Dr Ayako Toko University of Tsukuba Symposium Nov 23 2017.pdf
全国から詰めかけた参加者へ学生たちより御礼が述べられました
ポスターセッション投票で第1位に輝いた
牧野悠さん(生命環境科学研究科生物資源科学専攻)
ポスター賞受賞者
全国から詰めかけた参加者へ学生たちより御礼が述べられました
ポスターセッション投票で第1位に輝いた
牧野悠さん(生命環境科学研究科生物資源科学専攻)
ポスター賞受賞者
1位 牧野悠さん(生命環境科学研究科生物資源科学専攻M2)
2位 田村知也さん(生命環境科学研究科地球進化科学専攻D2)
3位 李雅諾さん(人間総合科学研究科世界遺産専攻M2)
4位 飯泉結季さん(生命環境科学研究科生物資源科学専攻M2)
神宮翔真 (生命環境科学研究科生物資源科学専攻 D1)
田村知也 (生命環境科学研究科地球進化科学専攻 D2)
万毅 (生命環境科学研究科地球科学専攻 M1)
広田恭子 (生命環境科学研究科生物資源科学専攻 M1)
李玄煜 (生命環境科学研究科生物資源科学専攻 M1)
船木大資 (人間総合科学研究科世界遺産専攻 M2)
泉水めぐみ(生命環境科学研究科生物資源科学専攻 M2)
Sonya Underdahl(生命環境科学研究科国際地縁技術開発科学専攻 D1)
牧野悠 (生命環境科学研究科生物資源科学専攻 M2)
国際シンポジウム「地域に根差した自然保護」について
日時:2017年11月23日(木・祝)10:00– 17:00
日時:2017年11月23日(木・祝)10:00– 17:00
会場:筑波大学東京キャンパス134号室 〒112-0012 東京都文京区大塚3-29-1
主催:筑波大学大学院自然保護寄附講座
後援:日本自然保護協会、IUCN日本委員会、WWFジャパン、日本野鳥の会
参加費:無料
言語:英語/日本語(同時通訳あり)
メディア掲載:
筑波大学新聞第339号(2017年12月11日付)
TSUKU COMM【ツクコム】vol.38(筑波大学広報誌)(2018年1月発行)tsukukomu vol.38.png
メディア掲載:
筑波大学新聞第339号(2017年12月11日付)
TSUKU COMM【ツクコム】vol.38(筑波大学広報誌)(2018年1月発行)tsukukomu vol.38.png
(文責:リサーチ・コーディネーター 須田真依子)