第5回自然保護セミナーが開催されました。
2015年11月26日 00時00分10月8日(木)に、第5回自然保護セミナーが開催されました。今回は、「自然保護を支える仕事 就職支援セミナー」と題し、自然保護の現場でご活躍されている3名の方にお越しいただきました。
1. 日本野鳥の会 大畑孝二氏
大畑さんは、日本野鳥の会のレンジャーとして長年、ご活躍されてきた方です。日本野鳥の会に関するご説明や、大畑さんが関わられた保全活動などについて、うかがうことができました。日本野鳥の会の人気商品である長靴の話題になると、会場が、大きな笑いに包まれました。
2. 国連大学・環境省 鈴木渉さん
次は、筑波大学のご出身で、環境省にご就職され、現在は国連大学で里山イニシアチブの担当をされている鈴木渉さんのお話をうかがいました。鈴木さんは、環境省のお仕事の一環として、アメリカの国立公園の調査活動にも携わられたことがあるそうです。また、最近鈴木さんが執筆された書籍についても、ご紹介をいただきました。
3.株式会社景域計画 八色宏昌さん
八色さんは、自然生態系に関する知識と、ランドスケープデザインの技術を組み合わせ、自然再生や緑地回復のプランナーとして活躍をされています。これまで関わられてこられたプロジェクトをご紹介いただき、人と自然とが共生できる空間づくりについてお話をいただきました。東京都心部であっても、カワセミを呼び寄せることができるというお話には、わたしもびっくりでした。
お話をうかがったあとは、クッキーやお茶を囲んでの質問タイムです。参加した学生たちからは、様々な質問が飛び交いました。
3名のゲストの方には、大変お忙しいなかお時間をつくってくださり、どうもありがとうございました。この場をお借りして、感謝を申し上げます。
自然保護寄附講座では、講義や実習、インターンシップなどを通じて、自然保護分野で活躍できる人材の育成に取り組んでいます。このようなセミナーを今後も開催しますので、みなさん、ぜひお越しください。
佐伯