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小笠原実習

2015年11月17日 00時00分
9月1日から6日にかけて、小笠原に実習に行ってきました。小笠原は、世界自然遺産に登録されており、美しい海と、ここでしかみることのできない固有生物、島ならではの文化や歴史が魅力です。今年は、自然保護寄附講座の科目になったこともあり、たくさんの学生が参加をしてくれました。

小笠原丸で、25時間30分かけて、父島に向かいます。船の中では、「世界遺産カルタ」(筑波大学世界遺産専攻作成)で盛り上がりました。(みんな、船酔いは大丈夫だったかな?)

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父島に到着し、まずはビジターセンターを見学です。インタープリターの方に、小笠原諸島の動植物について、解説をいただきました。

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次に、環境省および小笠原村役場の方々のお話をうかがいました。外来種対策や、世界自然遺産としての観光のあり方などについて、お話をうかがいました。

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2日目は、小笠原自然文化研究所の方々が管理されているネコ待合所を見学しました。島のいたるところにトラップをしかけ、ノネコの捕獲と、里親捜しをされているそうです。ノネコは、海鳥などを捕食してしまうため、早急に捕獲を進める必要があります。お話をうかがった後は、ネコ待合所に掲示するネコのパネル作成を体験させていただきました。
 
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午後は、アカガシラカラスバトサンクチュアリーの見学です。ここでは外来樹木の駆除を、木登り作業などを取り入れて、丁寧に行っているそうです。サンクチュアリーに入る際には、靴を洗浄し、粘着テープで衣服についた種子などを除去しました。
 
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吉田先生に粘着テープをあてる学生(恐れ多いです(!)と言いながらコロコロしていました。)

遊歩道をハイキングです。

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展望台からの風景。ずっとみていたくなるような海と空ですね。

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最終日は、船にのって、南島にツアーに出かけました。あいにく、イルカに出会うことはできませんでしたが、美しい海をシュノーケリングで満喫しました。

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この実習では、大変多くの方にお世話になりました。貴重なお話を聞かせてくださった小笠原の皆様に感謝を申し上げます。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

佐伯