【インターンシップレポート】現場から学ぶ国立公園管理とレンジャーの実務
2026年5月28日 09時52分人間総合科学研究群 世界遺産学学位プログラム
M2 酒井 岳大
2026年2月9日~20日に、環境省関東地方環境事務所日光国立公園管理事務所のインターンシップに参加しました。政策が実行される現場や自然保護官(レンジャー)の具体的な業務を学ぶために参加を決めました。主に所内業務(公園事業の継続台帳整理)、シカ柵内冬季調査、許認可業務への同席、協議会や意見交換会への出席を行いました。特に、小田代原と戦場ヶ原の巡視業務が印象深かったです。小田代原では、歩道付近の落枝・倒木の危険木調査を通じて、冬季にしかできない自然保護官の業務や、落枝・倒木の対応にコストがかかることを学びました。戦場ヶ原では、公園内で最も規制の強い地区に木道が設置されており、利用者の感動創出や保護意識醸成という利用の意義を肌で感じました。総じて、地域の方の意見をいただく協議会などが多いことが印象的でした。また、利用者の増加やニーズの多様化により、当初の公園計画では想定しえない事態が発生することもあったため、限られたリソースの中で優先順位を決め、柔軟な対応を行っていくことの重要性を学びました。業務のイメージが具体化され、公園管理における自然保護官の役割や立ち回りへの理解が深まりました。ご多忙の中、貴重な機会をご提供くださった日光国立公園管理事務所のみなさまに感謝いたします。
戦場ヶ原の木道から眺めた男体山。雄大さに圧倒されます。 撮影:酒井 岳大