【インターシップレポート/Internship Report】
2025年3月24日 13時38分国際自然保護連合日本委員会 海外活動報告 インターシップレポート
人間総合科学研究群 情報学学位プログラム M2 蔡丹萌
IUCNアジア地域保全フォーラムで得た学びと経験
2024 年9 月、タイのバンコクで開催されたIUCN アジア地域保全フォーラムに参加する貴重な機会を得ました。今回の参加を通じて、私は多くの方と交流することができ、様々なイベントに参加し、貴重な経験を得ました。
初日は「アジアの自然保護の再構築」というテーマの基調講演から始まりました。講演の終了後、タイの国立公園・野生生物・植物保全局の方々と、タイ国内で進められている保全活動について話し合う機会を得ました。特に、スマートパトロールシステムと森林保全の取り組みについて学び、現地での努力に深く感銘を受けました[1]。また、フォーラムを通じて多くのサイドイベントにも参加しました。最も印象に残ったのは「緑地が人々の幸福に与える影響」についてのイベントでした。自然との触れ合いがストレス軽減や心の平穏に効果的であるという科学的根拠が示され、さらに、自然体験が若者の環境問題への興味を深め、環境教育における体験の重要性を再確認する内容でした[2]。
今回の貴重な機会を提供してくださった筑波大学の自然保護寄附講座(CPNC)に、心より深く感謝申し上げます。実は、CPNCのご支援により、2023 年10 月にはケニアでのインターンシップにも参加することができました[3]。自然保護に関心のある大学院生の皆さんには、ぜひこのプログラムに参加していただきたいと思います。CPNC は多くの挑戦の機会を提供しており、自らの成長と可能性を広げる場が用意されています。積極的に挑戦し、新たな可能性を開拓していきましょう!
IUCNアジア地域事務所の前で撮った写真です。IUCNの警備員の方に撮影していただきました。