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西表石垣国立公園で持続的な保護地域管理の在り方を考える Learn about sustainable management of protected area at Iriomote-Ishigaki National Park

2023年12月13日 11時28分
2023年11月初旬 西表島・石垣島 November 2023 at Iriomote and Ishigaki Islands
保護地域管理実習 Field practice of protected area management
担当教員:杉原 薫・庄子晶子 Lecturers K. Sugihara, A. Shoji
 
2泊3日で西表石垣国立公園エリアを訪れ、サンゴ礁~マングローブ林の自然に触れながら、行政、NPOや事業者などによるそれらの保護・保全の取組を学びました。初日は、国立公園海域地区で、かつて新空港建設問題で世界的にも注目された石垣島白保を訪れ、NPO法人夏花と白保魚湧く海保全協議会によるサンゴ礁の保護・保全とサンゴ礁文化の継承の取組を学びました。また、実際に海に入り、シュノーケリングでサンゴやサンゴ礁地形を観察しました。2日目は、国立公園第1種特別地域、国指定天然記念物、森林生態系保護地域と世界自然遺産に重複指定されている西表島仲間川で、マングローブ生態系とその保全利用協定を学びました。また、西表島の野生生物保護センターでイリオモテヤマネコをはじめとした希少生物の保護活動を、石垣島の国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターで石西礁湖を中心としたサンゴ礁の保全・再生活動について解説を受けました。最終日は、第1種特別地域、ラムサール湿地と国指定鳥獣保護区に指定されている名蔵アンパルで、干潟・海浜の生態系を見学しながら、その上流域で建設予定のゴルフリゾート建設問題について、その影響を考察しました。
保護地域管理実習_白保サンゴ礁でのシュノーケルの様子(撮影:杉原薫)
保護地域管理実習_白保サンゴ礁でのシュノーケルの様子(撮影:杉原薫)