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【インターンシップレポート】「東北地方環境事務所」岡田浩平

2017年12月27日 16時54分

生命環境科学研究科 地球科学専攻 岡田浩平

私は、自然保護寄附講座にご支援頂き、9月19~29日の期間でインターンシップに行って参りました。インターンシップ先は、東北地方環境事務所・国立公園課です。東北地方環境事務所は、環境省が各地方に配置している出先機関のうち、仙台を拠点に東北地方の管轄を行う事務所であり、仙台の事務所の他に、福島環境再生事務所および14の自然保護官事務所が、東北地方各地に設置されています。今回、インターンシップ生として業務を体験させて頂いた国立公園課は、東北地方に位置する3つの国立公園の自然環境保全と利用の推進をする他に、白神山地世界自然遺産地域やその他自然環境保全地域の管理、みちのく潮風トレイルの整備などの業務も担っています。

今回のインターンシップでは、三陸復興国立公園指定地域内を中心に、利用推進と自然環境保全のための整備や管理業務を体験させて頂きました。また、磐梯朝日国立公園指定地域での業務も体験させて頂きました。具体的な業務内容は、三陸復興国立公園内ではみちのく潮風トレイルの整備や管理・点検業務、磐梯朝日国立公園では緊急避難小屋の設備点検業務です。

三陸復興国立公園は、2013年5月に創設・指定された国立公園で、青森県八戸市から宮城県石巻市にかけての太平洋沿岸地域およそ220kmにわたって指定されています。1955年に指定された陸中海岸国立公園が前身で、東日本大震災をきっかけに、復興と被害の伝承も新たな目的として加わり、現在の名前に改称されました。磐梯朝日国立公園は、1950年に創設された国立公園で、山形県・新潟県・福島県にまたがる、国内の陸域では2番目に大きな国立公園です。