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自然保護寄附講座事務局ブログ


2016/11/16

公開講座「ジオパーク論」

Tweet ThisSend to Facebook | by 事務(世界遺産)

1112(土)-13日(日)に、公開講座「ジオパーク論」を行いました。2日間にわたり、ジオパーク制度の成り立ちや理念、そして今年9月、日本ジオパークに認定された「筑波山地域ジオパーク」の魅力などについて学びました。

 

初日は座学です。まず、日本ジオパークの審査にもかかわれている目代邦康先生(日本ジオサービス・日本ジオパークネットワーク)より、「ジオパークの目指すもの-地学的遺産の保全とワイズユース-」というテーマでお話しいただきました。ジオパークの理念や歴史、現在の動向などについて、大変わかりやすくお話をいただきました。



続いて、久田健一郎先生(筑波大学)より、「筑波山地域のジオストーリー入門」というタイトルでお話をいただきました。今年9月に、筑波山地域ジオパークは、日本ジオパークに認定されました(おめでとうございます!!)。久田先生は、筑波山地域ジオパーク推進協議会のメンバーに入られていて、特に学術的な観点から活動に関わられてこられたそうです。筑波山地域の7つのジオストーリー、そして登録に向けて配慮された点など、興味深いお話をたくさんうかがうことができました。



2日目は、いよいよエクスカーションです。実際に、筑波山地域ジオパークのジオストーリーを探しにいってみましょう!!

 

(1)筑波山・梅園

梅の名所として知られるこの梅園。実は、筑波山の美しい山のかたちのもとになった、はんれい岩と花崗岩を一緒に観察することができるスポットになっています。園内や道わきにある岩や石に直接、手を触れながら、筑波山の成り立ちについて学ぶことができました。

図を使って岩石の特徴を教えてくださる久田先生。



違いがあるのがわかりますか?

 

(2)桜川の河原

次は、河原の石をひろって特徴を観察します。あれ、筑波山があんなにすぐ近くに見えるのに、河原の石は・・・。 石は壮大な旅をしています、という久田先生のお言葉が、とても印象に残る場所でした。

 

河原からのぞむ筑波山。

 

(3)茨城県環境科学センター

さて、お昼休憩のあとは、霞ヶ浦ゾーンに移動です。まず、環境科学センターで、霞ヶ浦の歴史や特徴を学びました。玄関を入るとすぐに、古地図の広がるホールがあります。昔の霞ヶ浦はこんなふうだったのですね。


センターの方にガイドをしていただきました。

 

(4)崎浜のカキ化石床

最後は、崎浜のカキ化石床の見学です。道路の脇の土手に、カキ、カキ、カキ・・・!(感動。) これらは、約13万年にこの地域に大きな海(古東京湾)があったことのなごりなのだそうです。今、わたしたちがみている霞ヶ浦の姿からは、にわかに想像ができないヒストリーをこの場所から知ることができるのですね。カキさん、どうもありがとう!

カキの化石です。


筑波山ポーズでの記念写真。

 

これ以上ない、というすばらしいお天気で、楽しく、充実した一日を過ごすことができました。解説をしてくださった久田先生、つくば市ジオパーク推進協議会のみなさま、どうもありがとうございました。

 

自然保護寄附講座の公開講座は、一般の方と、筑波大生とが一緒に学ぶスタイルをとっています。講座を通じて、地域の方々との交流が深まり、また市民の方ならではの視点を学ばせていただけるところがよいと感じています。今後も、多くの方に受講いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

 

佐伯


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