お知らせ News

第7回NCセミナーが開催されました。

2016年3月3日 13時45分

みなさんこんにちは。自然保護寄附講座事務局です。
本日は、先日行われたNCセミナーの様子をレポートしたいと思います!

2月8日(月)に行われた第7回NCセミナーでは、受講生のミニ・プレゼンテーションを行いました!
テーマは、インターンシップを行った履修生による「インターンシップ報告」と、受講生による「自然保護寄附講座を受講して印象に残ったこと、もしくは自然保護に関わることで実際に見たり、聞いたり、感じたりしたこと」の2つです。


今回もたくさんの方々にご参加いただきました

まず、インターンシップ経験者による「インターンシップ報告」が行われました。


最初に発表してくれた、謝樹冬さんは、「日本野鳥の会」へのインターンシップを行いました。日本野鳥の会で発行しているガイドブックなどを、中国語に翻訳する仕事を行いながら、自然を観測する活動を共に行うことができたそうです。実りの多いインターンシップになった様です。


次に発表してくれた新井一永さんは、憧れの「世界自然保護基金」でのインターンシップを実現しました。インターンでは、企業の環境への取組みの評価をする活動をしたとのこと。たくさんの企業がもっと自然に関心を持ち、保護に取り組んでもらえる働きかけを行っているそうです。現在進行形でインターンシップを行っているので、是非最後までしっかり頑張っていただきたいですね!


次に発表してくれたのは、山崎寛史さん。「いわきの森に親しむ会」でインターンシップを行いました。福島県いわき市で、森林や公園の整備活動を行い、生の現場を、身をもって体験することができたとのこと。普段の研究でフィールドとして活用している里山や森林がどのようにして整備・維持されているのかを学ぶことができたそうです。


石橋宙佳さんは、「㈱CTIアウラ」でインターンシップを行いました。植物重要種の移植個体モニタリング調査や、植物の分布調査などを行いました。生まれて初めてひざ上までの長靴を履き、川の中を歩きながら調査を行ったそうで、効率と体力が何より大事!とのことでした。石橋さんもまだインターンシップを行っている最中。素晴らしい経験にしていただきたいと思います。


次に発表してくれた外崎杏由子さんは、「日本自然保護協会」でのインターンシップを行っています。日本自然保護協会が実施している『綾の照葉樹林プロジェクト』において、綾町生物多様性地域戦略の補助業務を担当しているそうです。宮崎県の綾に実際に足を運ぶ機会も多いとのことですが、会議などに参加し、貴重な体験をすることができているそうです。


インターンシップ報告で最後に発表してくれたのは、スイスにある「IUCN本部」でインターンシップを行った渡邉真菜美さん。世界遺産委員会開催準備として、アテンド業務や事務業務、開催期間中は現場の補助業務を行ったそうです。自然遺産の諮問機関であるIUCNにおいて、責任感を持った仕事を行うことができたようです。
渡邉さんのIUCNでの詳しいレポートは、以下のリンクからご確認いただけます!
IUCNインターンシップレポート1→こちらから
IUCNインターンシップレポート2→こちらから

インターンシップを行った履修生の皆さんは、自信と達成感に満ち溢れ、それぞれの団体で素晴らしい経験をさせていただけたことが伺えました。学んだことを、是非自分の将来に生かしてほしいですね!
まだインターンシップに行っていない履修生のみなさんは、勇気を持って学びの場を一歩飛び出し、現場の活動をその目で見て、聞いて、触って来ていただければと思います!



インターンシップ報告の後に行われた、「自然保護寄附講座を受講して印象に残ったこと、もしくは自然保護に関わることで実際に見たり、聞いたり、感じたりしたこと」に関するミニ・プレゼンテーションでは、履修生の皆さんに2分ずつ発表をしていただきました。


履修生の皆さんが、一年間の活動を通して学んだことや、思ったことを発表して下さいました。
履修生になった当初、実はそこまで自然や自然保護に関して興味がなかったという学生が、様々な経験を通して、「自然についてもっと知りたい」と思ったり、「わたしたちの宝物である自然を、絶対に守っていきたい」という履修生の言葉に、つい目頭が熱くなってしまいました。
皆さんの中にある、自然に対する意識を変えることが、自然保護の最初の一歩なのかもしれませんね。

インターンシップに関し、受け入れてくださった関係機関や各団体の皆様、本当にありがとうございました。
今後も自然保護寄附講座では、インターンシップ活動をはじめ、実習や授業にもさらに力を入れてまいります。
履修生の今後の活動に期待したいですね!


自然保護寄附講座事務局 遠藤